『マッドマックス 怒りのデス・ロード』マックスの前日譚映画は実現しないだろうとトム・ハーディが語る
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』マックスの前日譚映画は実現しないだろうとトム・ハーディが語る
トム・ハーディが、ジョージ・ミラー監督による『Mad Max: The Wasteland』と題された企画は実現しないだろうと示唆した。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の前日譚として、『マッドマックス:フュリオサ』に続く第2弾に対する希望が弱まる発言だ。 「マッドマックス:フュリオサ」画像・動画ギャラリー 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でマックス・ロカタンスキーを演じたハーディはForbesに対し、同作の1年前を舞台に、ハーディが主役を続投すると噂されている前日譚映画について言及。「それは実現しないと思う」と答え、「荒れはてた地」へ戻る予定がないことをほのめかした。 2015年に公開された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』では、マックス(トム・ハーディ)がフュリオサ大隊長(シャーリーズ・セロン)と協力して、暴君のイモータン・ジョー(ヒュー・キース=バーン)とその軍団に立ち向かう物語が描かれた。荒れはてた地を猛スピードで駆け抜ける展開は、IGN USも史上最高のカーチェイスのひとつに挙げている。 『マッドマックス:フュリオサ』はその15年ほど前を主な舞台に、フュリオサがディメンタス(クリス・ヘムズワース)に「緑の地」からさらわれ、数々の試練に直面する様子が描かれている。 ミラー監督は5月、『マッドマックス:フュリオサ』に続く企画として長年温めてきた物語があると明かしていたが、どうやらすぐに実現することはなさそうだ。『マッドマックス:フュリオサ』は、米国のメモリアルデーにあたる週末のオープニング興行収入が3200万ドル(約50億円)と、過去30年近くで最低の記録となっていたことを考えれば仕方がないかもしれない。 Box Office Mojoによると、『マッドマックス:フュリオサ』は1億6800万ドル(約265億円)の予算に対して、これまでに全世界で約1億6000万ドル(約252億円)の興行収入となっている。 しかし本作の評価は高く、Rotten Tomatoesでは記事掲載時点で批評家から90%、観客から89%のスコアを獲得。IGNのレビューでも、「死にゆく世界で生き、愛することの意味を力強く省察しながら、壮大なスケールで英雄の旅を紡いでいる」として10点満点を与えている。
Adele Ankers-Range