ウクライナを獲りにいき予想外の反発を受けたロシア フィンランド大統領選で対露強硬派が勝利
双日総合研究所チーフエコノミストの吉崎達彦が2月14日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。ストゥブ元首相が勝利したフィンランド大統領選について解説した。 【写真】指を立てる、プーチン大統領
フィンランド大統領選、対ロシア強硬派の元首相が当選
飯田)フィンランド大統領選で、対ロシア強硬派の元首相が当選しました。 吉崎)ロシアから見ると、国境を接しているフィンランドがNATOに入り、安全保障環境がずいぶん変わりました。今回も2人の候補者が競っていましたが、保守・リベラルの差はあるけれど、どちらも対ロシア強硬派で、国論は絞られていた感じですよね。
ウクライナを獲りにいって予想外の反発を受けたロシア
飯田)スウェーデンも含め、バルト海の出口部分がすべてNATOの海になった。ロシアとしてはどうなのでしょうか? 吉崎)ウクライナを獲りにいったら、予想外の反発を受けてしまった。プーチンさんは強気の姿勢を崩していませんが、トータルで考えると、ロシアの将来に大きな影を落としたと思います。 飯田)先日のタッカー・カールソン氏のインタビューではかなり意気軒高な様子でしたが。 吉崎)あれは自爆しにいったようなインタビューでしたね。 飯田)あのインタビューがアメリカの世論にどう作用するのか。 吉崎)アメリカのトランプ支持層が、あのインタビューをどう受け止めるかですね。