【速報】介護老人保健施設で入所者らがノロウイルスに集団感染 40人が下痢や嘔吐を訴え 和歌山・岩出市
和歌山県岩出市内にある介護老人保健施設で複数の入所者や職員ら約40人がノロウイルスに集団感染したと発表しました。 県によりますと、和歌山県岩出市にある介護老人保健施設で15日に複数の入所者や職員が嘔吐や下痢の症状を訴えていると保健所に連絡があったということです。 保健所が調査したところ、11日~18日までに70~90代の男女26人と職員14人が症状を訴えていることが判明、一部の入所者からノロウイルスが検出されたということです。 症状を訴えている人のうち2人は入院しているということですが、重篤な人はいないということです。 県はノロウイルスによる感染症と判断し、施設に対して感染予防対策について指導しています。
和歌山県によりますと、ノロウイルスは一年を通して発生が見られ、冬から春先にかけて流行する感染症だということです。21~48時間が潜伏期間で、下痢や嘔吐などの症状が続いた後に治癒するということです。 予防には石鹸を十分に泡立て、丁寧に手指を洗浄することが有効だということです。また、ウイルスの不活性化には次亜塩素酸ナトリウムによる消毒や加熱(85~90℃、90秒以上)が有効だということです。