「戦車ですら破壊できる」ロケットランチャー 誰が何のために 専門家は「暴力団が人目につく場所に捨てるとは考えにくい」
銃器評論家 津田哲也 氏 「ロケットランチャーは、軍事用で対戦車砲としても使われますので、通常の砲弾であればびくともしないような戦車ですら破壊できる力威力を持っているわけですし、一般の乗用車だとかトラックだとか、車両を破壊することはいとも簡単ですし、コンクリート造りの壁面でも破壊して中まで被害が及ぶくらいの威力は十分持っています」 陸上自衛隊第4師団によりますと、「ロケットランチャーは古い武器なので、数年前から自衛隊では使用していない」ということです。 銃器評論家 津田哲也 氏 「国内では入手することはなかなか難しいので密輸品ですね。中国・ロシアの方面から拳銃が大量に密輸されました。大型兵器に合わせて密輸された可能性もあります。」 ■北九州市では2012年にも 北九州市では2012年に戸畑区の倉庫でロケットランチャーや拳銃・実弾が見つかり、隠し持っていた特定危険指定暴力団・工藤会の関係者が懲役10年の判決を受けています。 今回も暴力団が関与している可能性はあるのでしょうか? 銃器評論家 津田哲也 氏 「暴力団は武器の管理に非常に厳しいので、人目につくようなところに捨てる、放置するということはちょっと考えにくい。通常考えれば、武器をばらばらにして海に捨てる。それが一番リスクがありません。暴力団がリスクを冒して人目につくとこには捨てはしないと思います。」 警察は、銃刀法違反や爆発物取締罰則違反などの疑いもあるとみて発見された武器とみられる物の鑑定を進めています。
RKB毎日放送