【早出し】雨露滴る、アジサイ参道 山形の出塩文殊堂、咲き始め
山形市村木沢の出塩文殊堂で参道の両脇に植えられているアジサイが咲き始めた。こけむす石段や石畳が涼やかな雰囲気を醸し、青や白などの花が雨にぬれ、しっとりと咲き誇っている。 出塩文殊堂は約1200年前、弘法大師によって開かれたと伝わる。515メートル続く参道を保存するため1987(昭和62)年から7年間、地元有志らから寄付された苗木が植えられた。40種、2500株が「あじさい参道」沿いを彩る。 例年よりも若干早い程度で、24日現在は三~四部咲きという。友人4人で訪れた大場由美さん(70)=長井市九野本=は「いろいろな種類のアジサイを楽しめるのがすてき」と話していた。 7月1~15日に「第28回あじさい祭り」が開かれ、6~13日の夜にライトアップされる。14日は記念式典が行われ、地元の伝統芸能などが披露される。期間中の土日祝日は地元農産物も販売される。