写真=「ARENAHomme+」

イ・ミンギのグラビアとインタビューが公開された。 20年間、様々な作品に出演したイ・ミンギは、自身の台詞の中でどれが一番好きか聞かれると「『恋愛の温度』に出た台詞です。元々台本にはなかったものですが、撮影当日、監督が書いてくれました。僕が『解放だ！』と叫ぶシーンがありました。実はその時のドンヒも、かなり後の『私の解放日誌』のチャンヒも、今の僕も知っていることですが、解放はありません（笑）。本当の解放はないけれど、一瞬でも解放感を感じるためにみんな何かを続けるじゃないですか。それで解放されると人間はまた、安定を求めます。安定も結局、どこかに所属していることで感じられる感情ですよね。そうなるとまた解放されたいと思う。それがずっと繰り返されるだけですね。インタビューを受けている今、その台詞をふと思い出します」と話した。 イ・ミンギは自分が考える成功の基準についても聞かせてくれた。彼は女優のティルダ・スウィントンがあるインタビューで話していた「成功は自分を扉の外に置いておく必要がないときだと思う。自分自身をケアできると感じること。自分を隠す必要もなく、他の人に変装する必要もないときが成功したことだ」という言葉を借り、こう付け加えた。「自分自身を包み隠さず、ありのまま見せられる人なら、成功した人でしょう。僕もそうなりたいです」 インタビュー最後の質問は「どんな人になりたいか」を聞いた。イ・ミンギは落ち着いていながらも、しっかりとした口調で「僕は平凡に、年相応な人間になりたいです。自分の年齢は、自分だけの時間で流れますが、年相応であることは社会から求められるものでしょう。自分の年齢に合う役割を果たす俳優、人間になりたいです」と伝えた。