「103万円の壁」123万円に引き上げ 与党税制大綱とりまとめへ
「年収103万円の壁」を巡り、自民党と公明党は来年度の税制改正大綱に国民民主党と合意した「178万円を目指して来年から引き上げる」ことを明記する方針を決めました。 与党は20日に取りまとめる税制大改正綱に、年収が103万円を超えると所得税が生じる「103万円の壁」について「123万円」に引き上げることを明記します。 また、国民民主党と合意した「178万円を目指して来年から引き上げる」ことやガソリン税の暫定税率の廃止についても盛り込みます。 103万円の壁を123万円に引き上げることを巡っては先週、与党側が国民民主党に提示しましたが理解を得られず、協議は決裂しました。 ただ、与党側は税制大綱に明記し、交渉を再開させたい考えです。 自民党 宮沢税調会長 「席を立たれてしまった(のが)我々の立場であります。(協議を)続けたいという意思は示しているわけでありまして、国民民主党さんがそれをどういうふうに受け止めてくれるかということだろうと」 与党は20日夕方に税制改正大綱を取りまとめ、27日に閣議決定される見通しです。
テレビ朝日