新発田警察署

「FX投資を始めたほうがいい」などとSNSで指示をされ、約1カ月にわたって約2770万円をだまし取られる、「SNS型投資詐欺」の被害が新潟県でありました。警察が注意を呼びかけています。 投資に興味を持つ人が増加…日経平均株価が上昇で証券会社にも問い合わせ相次ぐ

詐欺の被害にあったのは、下越に住む60代の男性です。 警察によりますと、男性はスマートフォンを使ってSNSで株情報などを閲覧していたところ、「AIが自動で株を売買する」という株取引の広告を発見。タップしたところ、Aと名乗る者とSNSで友達登録するよう誘導され、Aから「長年投資をやっている。FX投資を始めた方がいい。取引所の口座を開設した方がいい」などとSNSのメッセージを通じて指示されました。 男性は、投資だと信用して、Aに言われるがまま、1月23日から2月20日までの約1カ月の間に複数回に分けて合計約2770万を複数の指定口座に送り、金をだまし取られたということです。 Aに指示されたFX投資アプリのウェブサイトでは、数億円の利益が発生していると表示されていましたが、払い出しをしようとしたらできなくなったため、男性は詐欺被害にあったことに気づいて3月11日に警察に届け出ました。 警察は「見ず知らずの人にお金の話を持ちかけられたら詐欺を疑ってほしい」と注意を呼びかけています。