「ネオ安来節」初披露 インバウンド向け、安来市が創作 アップテンポな3分間のダンスミュージック
民謡・安来節をアレンジした「ネオ安来節」が13日、安来節演芸館(安来市古川町)で初披露された。市は、国内で知名度が高い伝統文化を海外にも売り出したい考えで、ダンスの要素を加え、インバウンド(訪日客)向けコンテンツとして活用する。 【動画あり】どじょうすくいPRするにゃん しまねっこ2級取得
ネオ安来節は、市民に親しまれる安来節の唄を基にしたアップテンポな3分間のダンスミュージックに、どじょうすくい踊りのコミカルな表情と振り、銭太鼓の動きをとり入れた。 13日に安来節演芸館であったタイの企業関係者ら約60人が出席する国際会議「お互いフォーラム」の歓迎セレモニーで初披露。きらびやかな衣装をまとった市職員を含むダンサー10人が迫力ある演舞を終えると、会場から大きな拍手が送られた。 タイ大使館のキッティパン・バンイーカン公使参事官は「伝統的な安来節を工夫し、新たなものが提供されることでより楽しむことができる」と話した。 市は今後、安来節の定期公演がない平日に演芸館での動画上映を検討するほか、市内の子どもたちに練習してもらう。 事業費は、市が訪日客誘致強化を目的に観光庁の採択を受けた補助金計5千万円を充てた。