北陸大雪、転倒やスリップ相次ぐ 新幹線に遅れ、能登で停電も
22日からの大雪の影響で、北陸地方では23日にかけ、住民が転倒したり、車がスリップしたりする事故が相次ぎ、6人がけがをした。石川県輪島市では、倒木が道路をふさぐなどしたため176世帯が孤立した。北陸新幹線は信号トラブルで遅れが出た。 金沢市によると、23日までに80代男性が雪道で転倒、20代女性が側溝に落ちた。40代男性が除雪機で作業中に指をけがした。いずれも軽傷。 富山県警によると、22日夕方から23日朝に県内で85件のスリップ事故があり、3人が軽いけがをした。福井県でも北陸自動車道や中部縦貫自動車道で約10件起きたが、けが人はいなかった。 輪島市によると、門前町中谷内地区などが孤立した。 JR西日本によると、北陸新幹線の富山―黒部宇奈月温泉間で23日朝、雪の影響でレールの部品が損傷し、信号が赤から青に変わらなくなるトラブルがあり、上り列車4本が90分以上遅れた。 北陸電力送配電によると、石川県では輪島市など能登地方を中心に2千戸超が停電。同社が復旧作業を進めている。