日本一危ない交差点は同率で2つ

人身事故件数で全国ワーストとなった池袋六ツ又陸橋交差点（乗りものニュース編集部撮影）。

　日本損害保険協会が2024年9月13日、「全国交通事故多発交差点マップ」を更新し、2023年で人身事故の多かった交差点のワースト10を公表しました。 【これが「危ない交差点」全国ワースト11です（画像／写真）】 　2023年、人身事故件数が最も多かったのは、東京都豊島区「池袋六ツ又陸橋」交差点と、大阪市の「長居」交差点で、ともに19件でした。 　池袋六ツ又陸橋は、国道254号（川越街道）と都道（明治通り）が交わる交差点に、南側から都道（音羽池袋線）が、西方向に延びる区道が接続する変則六差路交差点です。さらに上空には国道と首都高の高架が通っており、その橋脚が交差点内に立ち、歩行者にとってもかなり変則的な構造となっています。 　大阪の長居交差点は国道479号と府道大阪高石線が交わる四差路ですが、大阪メトロの駅前であること、長居公園や商業施設があることから、歩行者・自転車が多いうえ、見通しが悪いことが指摘されています。 　今回のランキングは事故件数で同率の箇所が多く、ワースト5位が7か所あることから計11か所がリストアップされていますが、いずれも東京・大阪・愛知3都府県の交差点で占められています。 「全国交通事故多発交差点マップ」は、全国の地方新聞社の協力を得て各都道府県のデータをもとに作成。都道府県別に事故件数ワースト5交差点を公表し、交差点の特徴や事故の状況、要因・予防方策などを紹介してます。地図メーカーのカーナビデータにも事故多発交差点の情報として採用されているものです。