全豪オープン

全豪OP初の8強入り決めたカルロス・アルカラス[写真/ゲッティイメージズ]

テニスの全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）は22日、男子シングルス4回戦が行われ、第2シードのC・アルカラス（スペイン）が世界ランク60位のM・キツマノビッチ（セルビア）を6-4, 6-4, 6-0のストレートで破り、大会初のベスト8進出を果たした。 【アルカラスvsキツマノビッチ 1ポイント速報・結果】 昨年の全豪オープンは足の負傷により欠場した20歳で世界ランク2位のアルカラスが同大会に出場するのは2年ぶり3度目。最高成績は2022年に記録した3回戦進出となっていた。 今大会は1回戦で世界ランク131位のR・ガスケ（フランス）、2回戦で同46位のL・ソネゴ（イタリア）を撃破。3回戦ではワイルドカード（主催者推薦）で出場した18歳で世界ランク140位のシャン・ジュンチェン（中国）が6-1, 6-1, 1-0の時点で棄権したため初の16強入りを決めた。 この日の第1セット、アルカラスは18本のウイナーを決めるなどファーストサービスが入ったときに80パーセントの確率でポイントを獲得。キツマノビッチに1度もブレークポイントを与えず、自身は第3ゲームでブレークに成功し先行する。 続く第2セット、第1セットと同様に安定したサービスゲームを展開したアルカラス。第7ゲームでブレークに成功し、セットカウント2－0と勝利に王手をかける。迎えたファイナルセット、第1ゲームでいきなりブレークに成功したアルカラスは1ゲームも許さず、1時間49分で勝利した。 勝利したアルカラスは準々決勝で第6シードのA・ズベレフ（ドイツ）と対戦する。ズべレフは4回戦、第19シードのC・ノリー（イギリス）との4時間を超える死闘を7-5, 3-6, 6-3, 4-6, 7-6 (10-3)のフルセットで制しての勝ち上がり。