最大収容人数方針転換が…新アリーナの総事業費は当初の倍近い約280億円に 検討委で示される【岡山】
岡山放送
岡山市が進める新アリーナの総事業費について、当初の倍近い約280億円に上ることが明らかになりました。市は、経済界からの寄付金にも頼りたいとしています。 12月27日に開かれた検討委員会で示されました。新しいアリーナは、岡山市が北区の市営住宅跡地に建設を計画しているもので、当初の計画は、5000席以上、総事業費約145億円でした。その後、最大収容人数を1万人に拡大する方針に転換したため、本体工事は約260億円、周辺道路の整備などを合わせると、総事業費は275億円から280億円に上るということです。 財源について市は、企業からの寄付金や国の補助金も充てたいとしています。 (岡山市 大森雅夫市長) 「物価高騰もあって275億から280億という数字が出た。われわれと経済界相談しながら、適切に額を出し合いながらいいもの作っていければ」 岡山市は、1月中旬をめどに経済界から示される寄付金の額を受けて、2025年度当初予算案にアリーナ整備の事業費を盛り込みたいとしています。 また、アリーナの年間支出は約4億3000万円の見込みで、収入は、他のアリーナの例をみると、年間の稼働率58%で、約4億1000万円になると試算しています。
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