仏新型原発の稼働認可 今夏にも、12年の遅れ
【パリ共同】フランス原子力安全局(ASN)は7日、北西部フラマンビル原発の新型炉、欧州加圧水型炉(EPR)の稼働を認可した。フランスメディアによると今年夏にも運転が始まる見通しで、その場合には当初計画から12年遅れる。 マクロン大統領は気候変動対策の目標を達成するための新たなエネルギー政策として、2050年ごろまでをめどに原発を最大14基増設する計画を掲げている。今回の認可は大きな節目となる。 フラマンビル原発のEPRは12年に稼働を始める計画だったが、設計上の不備や工事の欠陥が相次ぎ発覚し、遅れを繰り返していた。