「なるべく稲を冷やす」青森県産米の生産指導者の研修会 今夏も気温が高い傾向が見込まれ県が「用水」を有効活用した高温対策呼びかける
「はれわたり」や「青天の霹靂」などの青森県産米の生産指導者の研修会が27日、黒石市で開かれ、この夏も気温が高い傾向が見込まれることから、県は用水を有効に活用した高温対策を呼びかけています。 【写真を見る】研修会の様子 県の農林総合研究所で27日に開かれた研修会には、市町村やJAの指導員など約60人が参加しました。 この中で、この先の天候について高温が見込まれることから、県の担当者からは用水を有効に活用した高温対策が呼びかけられました。 県内の水稲の生育について、「青天の霹靂」と「はれわたり」は、出穂が7月26日~8月10日頃とされ、「青天の霹靂」はほぼ平年並み、「はれわたり」は、2023年より遅れると予測されています。 県農産園芸課 舘山元春課長 「胴割れ米の発生には、出穂後の高温が影響するので、出穂後、可能であれば水の『かけ流し』『入れ替え』『飽水管理』をして、なるべく稲を冷やすということを行なっていただければと思います」 県では今後、生産者などを対象にした講習会を開き、これから迎える追肥の適切な時期や量の指導を行なうことにしています。
青森テレビ