【週末J2まとめ】終了間際の劇的弾で清水が首位に浮上。熊本との打ち合いを制した長崎が2位に|Jリーグ
【国内サッカー ニュース】明治安田J2リーグは4月7日に第9節が開催。首位のファジアーノ岡山が引き分けで3位に順位を落とした中、清水エスパルスが首位に浮上している。
上位陣が入れ替わる週末となった。 前節・横浜FC戦に敗れながらも首位を堅持した岡山は、連勝中の愛媛FCと激突した。試合は立ち上がりから愛媛が主導権を掌握。12分には谷本駿介のインターセプトからスイッチが入ると、このボールを収めた松田力が相手をかわしてから左足を一閃。ゴールに鮮やかに決めて先制点を手にした。 ただ、ここからは打ち合いの様相に。68分、岡山はショートコーナーから相手のオウンゴールを誘って試合を振り出しに戻した。その後、セットプレーから失点するも、後半アディショナルタイムに仙波大志のクロスを齋藤恵太がヘディングでねじ込み同点。勝ち越し点は奪えなかったが、なんとか追いついて勝ち点1を分け合う形となった。 岡山が勝ち点を落とした中、首位に浮上したのは清水だ。甲府との一戦は立ち上がりからボールを保持しながら攻撃を仕掛けていったが、相手の組織的な守備に苦戦。チャンスの前段階のところで抑えられてしまうことが多く、なかなか得点を奪うことができない。 後半に入ってもゴールをこじ開けられない時間が続いたが、それでも終了間際に執念を見せる。CKのこぼれ球に反応したのは途中出場の乾貴士。ダイレクトであげたボールを住吉ジェラニレショーンがヘディングシュートを沈め、これが決勝点となった。この勝利で首位に浮上している。 また2位に浮上したのはV・ファーレン長崎だ。ロアッソ熊本との打ち合いとなった試合は、増山朝陽の2ゴールでリードを広げると、71分にはマテウス・ジェズスのゴールで大きな4点目を奪取。相手に3点を奪われる難しい展開となったが、1点のリードを守り切って2位に浮上した。 そのほか大分トリニータに3-1で勝利したブラウブリッツ秋田が6位に浮上。徳島ヴォルティスを打ち破ったジェフユナイテッド千葉は、連勝で9位に順位を上げている。 ■J2リーグ第9節 結果 熊本 3-4 長崎 山形 2-0 鹿児島 栃木 0-0 山口 群馬 0-0 水戸 横浜FC 2-2 いわき 甲府 0-1 清水 藤枝 1-1 仙台 徳島 0-1 千葉 大分 1-3 秋田 愛媛 2-2 岡山