トリンドル玲奈、初舞台に挑戦「共演者の姿勢に触れて多くを学びました」
ユースケ・サンタマリア&中村倫也のW主演で話題を呼んでいる舞台『OUT OF ORDER』。政治家が愛人と密会するロンドンのホテルの一室で、謎の死体が発見されて大慌てのなか、続々とやってくる予期せぬ訪問者たちと織りなされるコメディ群像劇だ。トリンドル玲奈さんが演じるのは介護師で、中村倫也さん演じる政治家秘書の母を介護する役回りだ。舞台初出演となる今作でトリンドルさんが感じたこととは? 【写真で見る】トリンドル玲奈さんの、楽屋での超キュートな一瞬! ――『OUT OF ORDER』は、次から次へと騒動が起きて、脚本を読むだけでも笑ってしまう作品ですよね。 おもしろいですよね。舞台初心者の私にもわかりやすくて、観てくれる人が素直に笑える素敵な舞台だな、ってはじめて脚本を読んだときに思いました。この作品を初舞台として飾れるなんて、すごくうれしい!って。 ――すでに地方公演を終えていますが、初舞台の手ごたえはいかがですか? もう、稽古に入る前から緊張しっぱなしでした。本当に、なにもかもが手探りで、わからないことだらけだったので……。どんな場面でも、客席を意識してあんまり背を向けないようにしながら演じなくちゃいけないとか、他の共演者と声の大きさが違いすぎると違和感が生まれてしまうから、一定以上の声量を出したほうがいいとか、基本的なことから教えていただきました。 ――やっぱり、ドラマの現場とは勝手が違うんですね。 全然、違いました。そもそも、一ヶ月ものあいだ稽古するっていうのが初めてで。バラエティ番組やモデルの撮影は基本的に一発勝負だし、ドラマには撮影期間があるけど、最初に本読みをする以外は、とくに稽古期間とかありませんから。でも、舞台では、本番の一ヶ月前から、共演者やスタッフのみなさんと一緒に何度も稽古を重ねる。自分が出演しない場面のお芝居をみるのも楽しかったですし、演じるたびに間のとり方とかも変わるのも、新鮮でした。 ――楽しい現場だったんですね。 それは、もう! 年齢を重ねて、キャリアも長くなると、初めてのことってあまり経験しなくなるじゃないですか。この年になっても、まだまだ知らないことってたくさんあるんだな、と実感できたのもうれしかったです。