ゴルファーの形成は環境とクラブ次第!? プロコーチがPGAショーに行って感じた日米の違い
今回、試打したのは「Aシリーズ」のMID・50の4(S)でしたが、全体的にしっかりしていて、シャフトが暴れない分だけ打点が安定しやすく、方向性に優れたモデルでした。その他の純正Sシャフトも打ちましたが、「シャフトが硬め」の印象は変わらず、自然と「シャフトに負荷をかけてしっかり振り切る」スウィングを求められる環境だなと感じました。実際、DEMO DAYでも300Yオーバーのプレーヤーがたくさんいて、「パワーゴルフの本場」の迫力を実感しました。 対して日本ですと、今はクラブメーカーの純正シャフトは総じてフレックスSでも、カスタムシャフトメーカーのSより軟らかい傾向があり、ゆっくり振ってもシャフトがしなるので、そこまで強く振ることは求められません。もちろん「シャフトのしなりを利用するスウィング作り」も大事ですが、同じくらい「最大限に強く振り切るスウィング作り」も大事と実感しました。この辺りのクラブスペックの日米の違いは、環境や文化によるものが大きいですね。 今回はDEMO DAYの模様を中心にご紹介させて頂きました。次回は、DEMO DAYの夜に行われたオープンフォーラムとPGAショー本番の模様をレポートします!
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