マピュースが出世レースを制し2勝目「ちょっとずつ成長していますね」田辺騎手/赤松賞
<赤松賞>◇17日=東京◇1勝クラス◇芝1600メートル◇2歳牝◇出走7頭 桜花賞馬ステレンボッシュが昨年制した出世レースを、3番人気マピュース(和田勇、父マインドユアビスケッツ)が勝利した。勝ち時計は1分33秒9。 好発を決めると外めの好位を追走。リズムよく直線を向くと、先に抜け出したロンドボスとの競り合いに。残り150メートルで振り切ると、外から迫ったレイユールの追い上げを3/4馬身差抑えた。 新潟でデビュー勝ちを収めると、前走アルテミスSでは直線で窮屈なシーンもあり7着にとどまっていた。鞍上の田辺騎手は「前走はスローペースがあだになりました。ゲートが出ない馬で自分から競馬をうまく作れないところがありましたが、今回は改善されていい位置を取れました。ちょっとずつ成長していますね」とたたえた。 3戦2勝とし、和田勇師は「この前もああいう競馬をしたかったんですが、前回を踏まえてジョッキーがうまく乗ってくれました。スピードがあって走りだしたら柔らかいですね。イライラしてきているので、年内(の出走は)ないですね」と見通した。