「よろシャークお願いします」マツコ番組に出演のイケメン”サメマニア”の盗撮犯 裁判で露呈した中身
「よろシャークお願いします」
東京海洋大学の女子トイレに侵入し、用便中の女性を盗撮したとして’24年の8月に性的姿態等撮影などの罪に問われた豊田朔弥被告(22=逮捕時)の公判が12月5日、東京地裁で開かれた。 【犯人画像】「盗撮してたよね」私服警官装った男「被害女性の父親をかたり500万円脅しとり」逮捕 起訴状などによると豊田被告は、今年3月に卒業したばかりの東京海洋大学のキャンパスの女子トイレに侵入し、被害女性Aさん(26歳)、同Bさん(24歳)の用便中の姿を隣トイレの敷居の上部からスマートフォンのカメラを差し向け動画で撮影した。 出廷した豊田被告は黒色のパーカーに黒色スキニーパンツで、左耳にはピアスが光っていた。マスクを着用していたが、キリッとした目元から端正な顔立ちが伺える。どこか気だるそうな豊田被告は起訴事実に対して「大丈夫です」と答えた。裁判長から、 「大丈夫ということは間違いありませんということですか?」と問われると「はい」と答えるなどチグハグな印象を受けた。そんな豊田被告はかつて人気番組への出演経験もあり、知られた存在でもあった。 「高校生の時の’19年4月にサメマニアにとして『マツコの知らない世界』(TBS系)に出演していたようです。爽やか系のイケメンで、番組登場の際には『よろシャークお願いします』と挨拶し、マツコもお気に入りのキャラで話題になりました。そのため、逮捕報道の際にはSNSでもかなり話題になりました。また、逮捕時に豊田被告は『スリルを味わいたかった』と供述しています」(全国紙社会部記者) 豊田被告が華やかな経歴を失うことを厭わず求めたスリルとは一体何だったのだろうか。 ◆土地勘のある母校の女子生徒に 検察が読み上げた冒頭陳述からその卑劣な犯行の手口が明らかにされている。盗撮の現場となった東京海洋大学は豊田被告の母校だった。土地勘もある母校の女子トイレに入口から侵入し、個室にこもり盗撮の機会を待っていた。 「女性がトイレに入り用便を始めると、隣トイレの敷居の上部からスマートフォンのカメラを差し向け、下着や陰部の動画撮影を行った。獲物を待ち構えるサメが海上に背びれを出すように豊田被告も女子トイレに潜み、敷居の上部からスマートフォンを差し向けていたのかもしれません。 さらに驚いたことに、次なるターゲットを待つ間に豊田被告は盗撮した動画を保存・編集していたといいます。画像の端に映っている女性を中央に移動させたり、女性が映っていない時間帯のカット作業を行っていたようです。女子トイレの個室を自分のテリトリーのようにして居座っていたことを思うと、手慣れた犯行という印象は否めません。常習性は高いかもしれませんね」(前出・社会部記者) 被害に遭った女性のショックは計り知れない。Aさんは、 《音もしなかったので、盗撮されているとは考えてもいなかった。被害に遭ってから公衆トイレを使うのが怖くなった。トイレや部屋にカメラを設置されているのではないかと不安になり、夜も眠れなくなった。男性に対しても恐怖心を持つようになり電車でも男性が横にいると座れなくなってしまった》 と日常生活に支障をきたすほどのトラウマを抱えることになったという。 被害女性だけではなく、この報道により多くの女性が公衆トイレに不安を抱くことになったに違いない。その罪の重さに豊田被告は気付いているのだろうか。
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