【離婚発表後に初告白】「39歳で妊娠発覚、帰ると彼が家出」ギャル漫画家・浜田ブリトニー「子育てをめぐる流転の運命」
ようやく連絡が取れ、妊娠したことを告げると喜んでくれて…。家に戻ってくれることになりました。でも、彼は感情の振り幅が大きくて、ささいな出来事でいきなり怒り出すこともあったんです。「自分なんていなくなればいいんだ」と言い出すことも…。彼が激怒するたびに、私はひたすら謝り続けるしかありませんでした。 ── 妊娠中でふだんと体調も異なるなか、その状況はとてもつらいですね…。 浜田さん:ふだんの彼はとてもおだやかで優しいし、お腹の赤ちゃんの成長を楽しみにしてくれていました。だからよけいに感情が爆発したときのギャップも大きかったです。最初はなんとか彼と一緒に暮らし続けようとしましたが、だんだんつらくなってきて…。
「こんなに振り回される生活では、赤ちゃんを守れない」という気持ちが大きくなり、彼とは別れを決めて距離を置くことに。私はシングルマザーとして出産しようと決意しました。 ちょうど臨月に入ったころ、7年間、介護施設に入っていた父が亡くなりました。本当に悲しかったのですが、私の大きくなったお腹を見て喜んでくれた父の顔を思い出すと、きっと見守ってくれると思えたんです。ひとりで子育てをしないといけないから、稼がなくてはいけません。出産ギリギリまで働いていました。
出産は、想像以上に痛かったです。でも、生まれた子の顔を見たとたん痛みも忘れるほど。「産まれてきてくれてありがとう」という気持ちでいっぱいに。自営業だから産休も取らず、出産してすぐに働き始めました。 ── シングルマザーでワンオペ育児、仕事もすぐ始めたのは本当に大変だったと思います。 浜田さん:シングルマザーには行政の支援もあるだろうと思いつつ、忙しすぎてちゃんと調べなかったんです。 そうしたら受け取り期限が過ぎていて、補助金などを受けそびれていたと後でわかって…。もうちょっときちんとしておけばよかったです。ワンオペ育児はすごく大変だったんですが、その状況を支えてくれたのが彼でした。