好調の日本ハム 救援陣が八、九回ピシャリ 池田三者三振 柳川が三者凡退7S「ホークスには負けたくない」
「日本ハム5-3ソフトバンク」(25日、エスコンフィールド) 日本ハムが2連勝でこのカードを勝ち越した。新庄政権最多となる貯金13とし、首位ソフトバンクとの差を1桁台となる9・5に縮めた。 【写真】テレまくり?お立ち台で恥ずかしいようなポーズを取る清宮 八、九回を救援陣が終盤を完璧に抑えて勝利を確定させた。 八回に登板した池田は、4番・山川から始まる好打順を三者三振で退けて14ホールド目を挙げた。「嫌な流れを切りたかった。ちょっとでも隙を見せると逆転されるから」と息をついた。 登板機会は常に終盤。主軸に回るイニングや、走者を置いた大ピンチの場面。「大変です」と苦笑いし、「キーとなるところでいつも行く。しっかり流れを切ろうと意識してます。どんな相手でも(打たれたら)球場全体の雰囲気を持って行かれてしまうので」と思いを明かした。 九回は柳川が甲斐を鋭いカットボールで空振り三振に仕留めるなど三者凡退で締めて7セーブ目とし「ホークスはやっぱ強いんで、いつもよりは緊張しました」と振り返った。 大分出身の右腕は「今宮さんの高校時代を見て野球を始めた」と同郷の先輩に憧れていたという。巨人ファンだが、隣県にあるペイペイドームでは小、中学時代に何度も観戦してきた。それだけに、「ホークスには負けたくないです」と言い、この日のセーブに「ずっと見ていた人とかがいるので。うれしいです」と笑顔を見せる。 育成から今季支配下登録され、田中正に代わって守護神に抜てきされた21歳。現在は8試合連続無失点中。「正義さんが帰ってきても競い合っていけたらなと思います」と力強かった。