カミラ王妃、エリザベス女王のルビーのティアラを初めて使用
チャールズ国王が君主として初めて出席したイギリス議会開会式に同行したカミラ王妃は、「ダイヤモンド・ダイアデム」ティアラを初めて着用したことで注目を浴びた。その王妃が再び、驚くほど豪華なジュエリーを"初めて"使用したことで関心を集めている。 【写真】舌出しに爪噛みも! カミラ王妃の仰天顔アルバム
そのジュエリーとは、亡きエリザベス女王のコレクションに含まれるもののひとつ、「バーミーズ・ルビー」ティアラ(バーミーズは「ビルマの」という意味)。イギリスを公式訪問中の韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領夫妻を招いて行った公式晩さん会で、フィオナ・クレアの赤のベルベットのドレスに合わせて着用した。
この「バーミーズ・ルビー」ティアラは、エリザベス女王が1973年、ロンドンの高級ジュエラー、ガラードに制作を委託したもの。
このティアラに使用されているのは、1947年にエリザベス王女(当時)の結婚祝いとして、ミャンマー(当時の国名は「ビルマ」)から贈られたルビー。 ガラードは2019年、アメリカのドナルド・トランプ大統領(当時)を招いた王室の公式晩さん会に関連して発表したプレスリリースで、このティアラについて次のように説明している。
「……ビルマの文化においては、ルビーは人々を病や悪魔から守るものとされています。使用されている96個のルビーは、このティアラが着用する人を、人間を苦しめる96の病から守るものだということを表しています」 「ルビーとダイヤモンドを使用したバラのモチーフは、イギリス王室の紋章であるチューダー・ローズにインスピレーションを得ています」
トランプ大統領のほか、2004年にイギリスを訪れた韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領を招いたものを含め、エリザベス女王は数多くの機会に公式晩さん会を主催。そのたびに、所有するティアラを披露してきた。そして、“王妃”となり、王室が所有するいずれのジュエリーも使用が認められるようになったカミラ妃も、すでに複数のティアラを使用している。