クラシコで3得点すべてに絡んだルーカス・バスケス「残り5分となって皆でこう言い合った。『点を決めよう。勝ちに行くぞ』ってね」
21日のラ・リーガ第32節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのバルセロナ戦に3-2で勝利した。マドリーの3得点すべてに絡んだMFルーカス・バスケスは、チームの勝利への貢献に大きな喜びを表している。 PK戦までもつれ込んだマンチェスター・シティとの死闘で激しく消耗したDFダニ・カルバハルに代わり、このクラシコで右サイドバックを務めたルーカス・バスケス。出場すれば使命を果たすスター軍団の伏兵は、この大舞台で大きな輝きを放った。0-1の状況でDFパウ・クバルシに倒されてPKを獲得し、FWヴィニシウス・ジュニオールのゴールを導くと、1-2ではヴィニシウスのクロスからボレーシュートを叩き込んで自らスコアをタイに戻した。そして91分にはグラウンダーのクロスを送り、MFジュード・ベリンガムの決勝弾をお膳立てしている。 試合後、スペイン『レアル・マドリーTV』とのインタビューに応じたL・バスケスは、晴れやかな顔で次のように語った。 「チームを助けられて、とてもうれしい。今日は色々とうまくいったし、皆にとってそれが大切なことだ」 「バルセロナとの勝ち点差はこれで11に広がった? 僕たちの素晴らしい仕事ぶりを物語っているね。僕たちはリーグ戦をとても素晴らしいものとしている。まだ決着はついていないし、そのために全力を尽くしていきたい」 土壇場の逆転勝利は、不撓不屈の精神を根幹とする“マドリディスモ(レアル・マドリー主義)”の最たる象徴とされるが、なぜそうした劇的弾を何度も決めることができるのだろうか。 「試合終了まで残り5分となり、相手のフリーキックの際に僕たちはこう言い合ったんだ。「点を決めよう。勝ちに行くぞ」ってね。それがこのクラブを、このエンブレムを体現するものなんだ」 「僕たちは最後まで戦う。あきらめることは決してないんだよ」