鳥取警察署に「珍百景」なぜ!?こんな所にカモが巣作り 特殊詐欺被害防止に一役買うカモ(鳥取市)
山陰中央テレビ
鳥取市の警察署の花壇に、カモが巣を作っているのが見つかりました。巣には卵があり、署員は温かく見守りながら、カモにあやかって「その電話は詐欺カモ?」と、後を絶たない特殊詐欺被害への注意を呼びかけています。 作野俊介記者: 草むらに隠れてカモがいますね。 草むらにうずくまり、じっと動かないカモ。鳥取市の鳥取警察署の玄関前の花壇の中に巣を作り、卵を温めています。5月23日夕方、ひまわりのタネをまこうと花壇の様子を確かめていた女性職員が見つけました。カモの体長は30センチほど。巣には8個の卵があるということです。 鳥取警察署・西原億生活安全課長: 私が知る限り初めてです。珍しい風景だなと。 鳥取警察署では、カモの子育てを見守りながら、後を絶たない特殊詐欺の「カモ」にならないようにと、注意の呼びかけにこのカモに一役お願いしました。 鳥取警察署・西原億生活安全課長: カモの存在にかけまして、電話やネットでお金の話が出たらそれって詐欺「カモ」と思っていただき、被害防止に努めていただきたい。 鳥取県内で2023年に確認された特殊詐欺の被害は74件、3億3000万円余りにのぼり、件数、額ともに過去最悪でしたが、2024年はこれをさらに上回るペースで被害が確認されているということです。 警察は、カモにあやかって、詐欺「カモ」と疑って、詐欺の「カモ」にならないようにと、特殊詐欺の被害防止に一層力を入れることにしています。
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