◆「1人になりたいと思い」うその申請で有給休暇取得 ◆知人の所得など不正閲覧 神戸市職員2人を懲戒免職
「子どもの世話をする」とうその届け出をして有給休暇を不正取得したり、市民の個人情報を不正に閲覧したりした神戸市の職員2人が懲戒免職処分になりました。 神戸市によりますと、中央区役所の29歳の男性職員は2021年6月から2022年11月にかけて、実際には保育園に預けているにもかかわらず「子どもの世話をするため」と嘘をつき計36件・205時間25分の有給休暇(コロナ特別休暇制度)を不正に取得しました。 市の聞き取りに対し男性職員は「1人になりたいと思い、虚偽の申請をして時間を確保していた」と話しているということです。 一方、北区役所の総務部保険年金医療課の56歳の男性職員は2022年6月から2023年8月にかけて、職務とは関係のない知人99人分の所得や氏名、住所などが分かる個人情報を不正に閲覧しました。 うち1人については、誤った所得情報を入力したために、大幅に増額された国民健康保険料が通知されていました。 この職員は2019年にも、職務と関係のない個人情報を閲覧し、懲戒処分を受けていました。 神戸市は2人を、22日付で懲戒免職処分にしました。 ほかにも、市バス運転手が始業前のアルコール検査で酒気が検出されるなどして、3人が停職などの懲戒処分を受けました。
ABCテレビ