【ワールドシリーズ第4戦|採点&寸評:ヤンキース】「ジーターの後継者」ボルピーが逆転満塁弾&2盗塁と八面六臂の活躍!眠れる主砲ジャッジにもようやく覚醒の兆しが<SLUGGER>
▼投手 【先発】 ルイス・ヒル 5.5 初回にフレディ・フリーマンに先制2ランを浴びたものの大崩れはせず、2~4回は無失点。5回、打線が2巡したところでマウンドを降りた。ベンチが期待した最低限の仕事は全うしたと言える。 【2番手】 ティム・ヒル 5.5 先発L・ヒルの降板後に無死一塁でマウンドへ上がり、大谷翔平、ムーキー・ベッツ、フリーマンの“MV3”を担当。大谷に安打を打たれ、さらにフリーマンの内野ゴロの間に三塁ランナーの生還を許して1点を失った。 【3番手】 クレイ・ホームズ 6.5 5回2死から登板し、得意のスライダーでまずはテオスカー・ヘルナンデスを抑えると、回またぎの6回にも2三振を含む3者凡退。イニング先頭は選球眼自慢のマックス・マンシーだったが3球三振に斬って取った。 【4番手】 マーク・ライターJr. 6.0 7回に登場し、前の打席でホームランを打っていた先頭のウィル・スミスをまず抑えた。トミー・エドマンには四球を与えるも一打同点の場面で大谷と対戦し、スプリッターを多投して大谷を三振に打ち取った。 【5番手】 ルーク・ウィーバー 6.5 必勝を期してクローザーを7回2死から投入。ベッツとフリーマンを含めてイニングまたぎで4人の打者を担当し、3三振。持ち味の高めへの4シームが唸りを上げた。 【6番手】 ティム・メイザ 5.5 大差がついたこともあって、ウィーバーを温存する目的で9回に登板。シンカーボーラーらしく内野ゴロ2本と狙い通りの投球の後、スミスをセンターへの小フライに打ち取ってチーム初白星をもたらした。 <監督> アーロン・ブーン 6.0 大谷に打順が回ってくる7回は左腕のネスター・コルテスではなく右のライターJr.を起用。そのライターJr.が大谷を三振に打ち取ると、今度はクローザーのウィーバーを早めに 投入するなど、継投策がズバッと当たった。8回に大量点を挙げたおかげで、ウィーバーを予定より早くお役御免にできたことも大きい。 構成●SLUGGER編集部
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