<春に駆ける’22センバツ>選手紹介/10 聖光学院・小林剛介投手/只見・猪俣智生内野手 /福島
◇「嫌がられる投手」に 聖光学院・小林剛介(こばやし・ごうすけ)投手(2年) 昨秋の東北大会決勝、花巻東(岩手)戦で初めて9回を投げきった。4点を奪われ敗れはしたものの、強力打線相手に7奪三振と次につながる160球だった。 5人兄姉の末っ子。 兄(21)と姉(19)の影響で幼稚園の年長から野球を始め、中学時代は都筑中央ボーイズ(神奈川)で力をつけてきた。 「体を動かすことがとにかく好き」で得意科目はもちろん体育。トーナメント戦で行われたバドミントン(ダブルス)で1位に輝いたこともある。50メートル6・2秒の俊足を誇り、運動能力の高さをのぞかせる。将来の夢は体育教師だ。 好きな言葉は「百花繚乱(りょうらん)」と「才能有限努力無限」。「打者から嫌がられる投手に」をテーマに投げ込みを続ける。 168センチ、65キロ。投手。左投げ左打ち。 ◇内外野ともにこなす 只見・猪俣智生(いのまた・ともき)内野手(2年) 会津若松市から山村教育留学制度を利用して入学した。中学時代は室井莉空(2年)と同じ「会津KBクラブ」に所属し、主将を務めた。昨秋の県大会は試合出場機会がなかったが、内外野ともに器用にこなすユーティリティープレーヤーだ。 好きなプロ野球選手は今宮健太(ソフトバンク)で、小学生の時に野球教室で指導を受けた上林誠知(同)に憧れ、尊敬している。 自分のアピールポイントは走塁。白米が好きで、1食で茶碗3杯を平らげる。 開幕日の18日は17歳の誕生日。「過去に、勇気が出ずに後悔したことがいっぱいあった」と、好きな言葉に「勇気は一瞬、後悔は一生」を挙げる。甲子園では「自分が只見町に勇気を与えるようなプレーをする」と誓う。=つづく 166センチ、66キロ。内野手、外野手。右投げ右打ち。