東海道新幹線60周年を記念して、品川駅に特大パネルが出現…中川家の二人が語った「想い出」
「新幹線あるある」が詰まったイラスト
6月25日、品川駅で東海道新幹線開業60周年を記念するパネルの除幕式が行われ、パネルをデザインした絵本作家・鈴木のりたけさんとお笑いコンビ「中川家」の2人、JR品川駅の長西宣英駅長の4人が登壇した。 【写真】東海道新幹線60周年記念の巨大パネル前での4ショット 開業から60年で、約70億人もの乗客を運んできた東海道新幹線。「あなたと新幹線と60年」と題し、ベストセラー『大ピンチずかん』シリーズでも知られる鈴木さんが約8メートル×4.5メートルの特大パネル制作を手がけた。鈴木さんは静岡県出身ということもあり、思いもひとしおだったという。 「お客さんの皆さんに焦点を当てたロゴを作りましょう、と。いろんな世界のいろんな人が利用しているということを表現しました。これをみていただいた人が、ほっこりする瞬間がたくさん生まれたらいいなと思いながら(作成しました)」(鈴木さん) パネルは、「60」の数字に車窓を眺める乗客を重ねたデザインに仕上がっている。「551蓬莱」の肉まんや「チップスター」など、新幹線移動の「名物」に加え、勉強する受験生やギターを持った青年など、郷愁を誘う「あるある」が詰まっている。 イラストの細かい工夫に言及した中川家の剛は、「上京してきたときのことを思い出しますね」とコメント。芸能界きっての電車好きとして知られる中川家の礼二は、「大阪の番組が終わって(明石家)さんまさんと帰ってくるんです。アイスコーヒー奢ってもらったりして、修学旅行みたいですよ」と、ベテラン芸人ならではの親しみを込めた感想を送った。
それぞれにとっての新幹線とは？
トークセッションでは、「登壇者にとっての新幹線とは？」という話題に。品川駅の長西駅長は「長い歴史の中で、これから初めて新幹線に乗られるという方、最近は海外のお客様も多くいらっしゃいます。そうした方をワクワクさせられるような旅を、誇りを持ってお届けできれば」とコメント。 一方、鈴木さんは「実は新幹線の免許持っているんですよ」と、まさかの発言。2001年ごろに東海道新幹線を実際に運転していたということで、「もしかしたら僕たちも乗っていたかもしれませんね」と、中川家の2人が目を丸くする場面も。 剛は「新幹線は自分がゼロに戻れる、落ち着ける場所。(イラストにあるビールを飲むサラリーマンを指しながら)そうですね、こんなおじさんじゃないですけど…」と、新幹線とは「フラットな場所」だと語った。 礼二は「子供の頃、新幹線はいつか乗りたいという夢。でも仕事では、東京～新大阪間をもう月に何度乗ってるかという現実に(変わりました)。また東海道新幹線は進化していくだろうし、それを楽しみにしながらまだ乗ってみたいなと思いますね」と締めた。 懐かしい人には懐かしい、若い人には新鮮に映るかもしれない品川駅の特大パネル。東海道新幹線を利用の際には、ぜひ注目していただきたい。
現代ビジネス編集部
