公明党内・支持者から反発 山口代表「自民案そのまま賛同できない」
日テレNEWS NNN
連立のパートナーから衝撃の発言です。政治資金規正法の改正をめぐり、公明党の山口代表は自民党が示した修正案について「そのまま賛同できない」と述べ公明党の主張にさらに歩み寄るよう求めました。 【図解】自民党案 どう修正? 難航する修正協議の行方は… 政治資金規正法 改正案 自民党の修正案に「賛成できない」と明言した背景について、ある公明党関係者は党内、支持者から強い反発があったことを明かしました。 公明党 山口代表 「自民党から昨日示された修正案、これはそのまま賛同することはできないというのが公明党の考え方であります。(公明党との間で)隔たりがある部分については、なお一層、自民党として透明化を図る、そうした思い切った決断を求めたいと」 自民党は、29日、「3年後の見直し規定」などを盛り込んだ修正案を示し、公明党は賛成する方向で調整に入っていました。しかし、自民党の修正がわずかだったこともあり、公明党からは反発も出て「このままでは自民党と同じ穴のムジナと思われる」と態度を硬化させました。 こうした中、自民党は、30日、政策活動費をめぐって再修正を検討していると各党に伝えました。 自民党は今週中に衆議院で法案を採決したい考えですが野党との溝に加え、パートナーである公明党の協力も実はおぼつかないことが明らかになりました。 政治資金規正法改正の先行きは、いっそう不透明になっています。