能登半島地震の公費解体1万棟に・能登豪雨による泥出し作業は年内完了へ
石川県議会の12月定例会が、3日開会しました。 元日の地震に伴う住宅などの公費解体について、馳知事は全体の3割にあたるおよそ1万棟の解体が完了したと明らかにしました。 【写真を見る】能登半島地震の公費解体1万棟に・能登豪雨による泥出し作業は年内完了へ 県議会の12月定例会では、地震・豪雨への対応として290億5000万円余りを含む、一般会計で334億4000万円の補正予算案などが審議されます。 ■公費解体は1万棟超、全体の3割 馳知事は、公費による解体を見込む建物3万2410棟のうち、全体の3割にあたる1万棟以上で解体作業が完了したと明らかにしました。 9月の豪雨の影響で一時的に中断したものの、その後、解体班を増強したことなどで作業は概ね計画通り進んでいるとしています。 また、豪雨に伴う宅地内の泥出しについて、緊急性があり被災者から要請があった場所は、年内中に作業を完了させる目途が立ったということです。 馳浩知事 「泥上げは希望いただいた分何とか年内に片付けられる目途が立ちましたが、生活再建・なりわい再建の支援も必要なので議会の皆さんにご理解いただきながら議決をもらってしっかり執行していきたい」 県は引き続き市町のボランティアセンターで泥出しの申請を受け付け、柔軟に対応していく方針です。
北陸放送