【マレーシア】中国GDS、ジョ州でデータセンター拡大へ
中国のデータセンター開発・運営業者GDSホールディングス(万国数拠控股)が、マレーシア・ジョホール州で事業拡大を計画している。中国・広東省深セン市を訪問中のオン・ハフィズ・ガジ・ジョホール州首相が3日、自身の公式フェイスブックで明らかにした。 オン氏をはじめとするジョホール州の幹部らは、GDSの代表者らと面会。GDSは、人工知能(AI)分野におけるジョホール州の競争力の高さに自信を示し、同州で事業を拡大する方針を表明した。 GDSは現在、ジョホール州ジョホールバルにある工業団地「ヌサジャヤ・テック・パーク」と「クンパス・テック・パーク」でデータセンターを運営している。総投資額は143億3,000万リンギ(約4,554億円)に上る。 オン氏は、ジョホール州でマレーシアとシンガポール両政府が共同開発を計画している「ジョホール・シンガポール経済特区(JS―SEZ)」が整備されれば、ジョホール州はさらなる投資誘致が可能になり、深セン市のような世界的な投資の集積地になり得るとの見方を示した。 GDSは、アジアの100カ所以上でデータセンター事業を手がける。今年の「世界のデータセンター企業トップ250社」で、9位にランクインした。