推し活ジャケットがSNSで話題に 開発した企業を取材 アクスタポケットなどのこだわり
ファッションアイテムの通信販売会社が、“推し活”を応援するアイテムを発表。企業にアイテムを開発した理由、こだわりなどを取材しました。 ファッションアイテムなどの通販事業を行う株式会社ニッセンが発売したのは、『毎日を生きる、私たちのためのジャケット』(1万6500円)。“推しに守られ、推しを守る”をコンセプトにしたという、仕事中も“推し”と一緒にいられるジャケットです。元々は4日に販売が開始されましたが、公式SNSの告知で話題となり、当日完売したということです。
■ジャケットは新卒社員の社内研修から誕生
ジャケットは、推しのグッズを多く収納することができるたくさんのポケットがあったり、ぬいぐるみを入れたポーチを装備できる金具がついていたりと、“推し活”で役立ちそうな仕様となっています。企業の担当者によると、このジャケットは新卒社員の社内研修活動から誕生したそうです。 ――“推し活ジャケット”を開発しようと思った理由・背景を教えてください。 ニッセンでは、“想像以上の「あったらいいな」を。期待以上の「ちょっといいな」を。”というブランドミッションを体現した商品やサービスの提案を行うことに注力しています。全社員がお客様のことを考え、ブランドミッションにそくした行動ができるようになるため、新卒社員の社内研修では商品や事業の提案という課題に取り組みます。今回の商品は、この活動の中から出てきて、実際に商品化に至りました。 開発者自身がアニメのキャラ・声優推しで、チケット代やグッズなどに年間10万円以上のお金をかけている「隠れオタク」。推し活をする中で感じた、オタクな自分を今よりもっと「個性」として発信しやすくなるような、愛のある推し活商品を開発したいと思ったのが開発のきっかけです。
――推し活に役立ちそうな装備が多くありますが、こだわった部分を教えてください。 すべてこだわっているので、非常に難しいのですが、アニメのキャラ・声優の推し活をしている中で、キャラのアクスタとカフェで写真を撮ったり、「ライブ会場に到着!」という写真をとったりするのですが、カバンにいれてしまうと、なかなか取り出しづらいし、きれいに持ち運びがしづらいと思ってました。なので、いかなる時も、サッとアクスタを取り出すことができる、内側の右サイドの下に位置する深めのポケットは、かなりこだわりました。アクスタの土台を収納できるように、大きなポケットの中に、ポケットがあるんです。
■たくさんのポケット 推し活の枠を超えた反応も
このジャケットは、様々な推し活のグッズを収納できるようにたくさんのポケット・深めのポケットが備え付けられています。SNSでは、推し活という枠を超えて、「推すものがなくてもこれくらいの収納力とDカンはとても有難い」「単純にポケット多くていい」などと、ポケットの存在をありがたがる投稿が多く見られました。