【東京オートサロン2024速報】車内に設置された55インチ大画面透明ディスプレイを体験してみた!
1月12日(金)から1月14日(日)まで千葉県・幕張メッセで開催されている「東京オートサロン」にパナソニックオートモーティブシステムズが初出展。早速、展示ブースをチェックしてきた。 【詳しく画像を見る】 展示していたのは黒塗りの先代型アルファードとヴェルファイアで、「WELL Cabin concept」と名付けられていた。 このクルマのターゲットユーザーは車内を第2のオフィスとして使用するビジネスエグゼクティブ。仕事の効率化をくつろぎの空間を生み出すというもの。 また、インバウンドを含む富裕層も想定しており、観光やスポーツ観戦の目的地への送迎でわくわく感を刺激する質の高いおもてなしを実現する。
今回展示されていた2台は同じ仕様で、このまま発売されるのではなく、あくまでコンセプトモデルだ。とはいえオーダーがあればすぐにカスタム製作が可能だという完成度。 実際にセカンドシートに座ってみると目の前には壁のように55インチの大画面透明ディスプレイが設置されている。 この装備、なんだか既視感がある!? と思って広報担当者に確認したところ、昨年末に発売されたレクサスLMの目玉装備である「48インチ大型ワイドディスプレイ」もパナソニック製とのこと。 あちらは今回設置のディスプレイの上下をカットしたような横長仕様だが、どちらも迫力満点の存在感だ。
そしてよく見ると、上半分は背景が透けて見えるのだが、これは後席からフロントウインドウの景色が見えることで圧迫感を低減させる効果があるという。 ビジネス向けの場合にはリモート会議をしたり、自然あふれる映像で気持ちを休めたりといったことができる。送迎サービス向けの場合にはこれから向かう観光地の見どころや走行ルートの確認などが行える。 また、映像に合わせて3Dハイレゾリューションオーディオによる臨場感あふれるサウンドのほか、LEDの照明制御やアロマによる香り制御なども備わり、没入感たっぷりの空間が得られる。
「東京オートサロン2024」を訪れる予定があれば、ぜひ「パナソニックオートモーティブシステムズ」のブースに立ち寄ってみては? きっとハイグレードな世界を体感できるはずだ。
<文/浜先秀彰>