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アメリカ・ロサンゼルスで拡大を続ける山火事による損失が8兆円から9兆円規模にのぼるおそれが出ています。 ロサンゼルスの山火事は拡大の勢いが弱まっているものの、依然として鎮火のメドはたっておらず、18万人に避難命令が出されたままです。 現地当局によりますと、これまでおよそ117平方キロメートルが焼失し、建物などの被害が数千棟に登っています。 気象予報会社「アキュウェザー」の試算によりますと、今回の山火事による経済的な損失は520億ドルから570億ドル=日本円にして8兆2000億円から9兆円規模になるということです。 この山火事による死者ついて現地警察は「5人よりも増える恐れがある」としていますが、現地メディアによりますと、高級住宅街のパシフィック・パリセーズ地区の焼け跡から遺体が発見されていて、人的被害の状況も徐々に明らかになっています。 「ロス史上最悪の災害」といわれる今回の山火事について、バイデン大統領は大規模災害として180日間にわたり、瓦礫の撤去にかかる費用や、消防士の給料などを政府が100％負担すると発表し、復興に向けて全面的に支援する姿勢を示しました。