Z世代がハマる「昭和レトロ」の楽しみ方。フィルムカメラや歌謡曲「アナログだけど、どこか新鮮」
Z世代のみなさんは、昭和と聞いてなにを思い浮かべるでしょうか。映画『ALWAYS 三丁目の夕日』に出てくるような下町、数年前に再ブレイクした「バブリーダンス」などさまざまでしょう。 【写真とともに記事を読む】Z世代でブームの【昭和レトロ】みんながハマる魅力とは?「アナログだけど、どこか新鮮」 新しい価値観が次々と生み出されていく令和のいま。昭和時代の文化に触れ「ハマっていく」Z世代が増えています。 埼玉県所沢市にある西武園ゆうえんちは、2021年の春に”昭和レトロ”をテーマにリニューアルオープン。食器ブランドのアデリアが昭和に販売していた食器をリメイクして販売するなど、昭和レトロを意識したビジネスも活発です。 今回は、Z世代の昭和レトロブームに注目し、みんながどのように楽しんでいるのかなどを紹介しましょう。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
Z世代を中心に「昭和レトロ」がブーム!
Instagramで「#昭和レトロ」を検索してみると、投稿数は200万件以上。Z世代を中心に「昭和レトロ」がブームになっている様子がうかがえます。 喫茶店での写真や、1980年代の車や漫画のキャラクターなどの投稿がたくさん。中には2000件以上のいいねが集まったものもあり、昭和レトロの人気っぷりが伝わってきそうですね。
Z世代は「昭和レトロ」のどこに魅力を感じるのか
では、Z世代にとっての「昭和レトロの魅力」とは? 生まれた時からインターネットのある生活が当たり前の「デジタルネイティブ」なZ世代。アナログな昭和のカルチャーが却って新鮮に見え、興味を持つ人が増えたという説が強いようですね。 SNSはおろか、携帯電話やパソコンさえなかった昭和の暮らし。 「素朴で落ち着いた雰囲気だけど、どことなくオシャレ」そんな昭和のカルチャーに流れるノスタルジーが、Z世代の「エモい」に一致したこともレトロブームの一因にもなったようです。
Z世代たちがたしなむ「昭和レトロ」の楽しみ方
ここからは、Z世代たちがたしなむ「昭和レトロの楽しみ方」を見てみましょう! ●【昭和レトロ】純喫茶を楽しむ 「インスタ映え」するスタイリッシュなカフェなどが流行るこんにち。純喫茶に行き、昭和の喫茶店文化を楽しんでみるのもレトロでお洒落ですね。 「昔ながらの喫茶店で、ナポリタンやサンドイッチなど味わいながら、友人と雑談をしたり本を読む」そんなゆったりとした時間を過ごして楽しんでみませんか? ●レトロ食器 昭和レトロなコップは、プレゼントにしても素敵。おうちでメロンソーダなどをつくって楽しむのもレトロオシャレでよさそうです。 メロンソーダは、氷・シロップ・炭酸水とアイスクリームあれば簡単に完成します。コロナ禍で増えたおうち時間を楽しむために始めた人もいるかもしれませんね。 ●フィルムカメラ スマートフォンの内蔵カメラの性能が上がっていく一方、Z世代の間ではフィルムカメラで写真を撮影することがちょっとしたブームに。 画質が荒いことで、逆に「盛れる」「エモい」と話題なのです。 私自身も、友だちとテーマパークや旅行に行くときはフィルムカメラを持っていき、ここぞというタイミングでシャッターを切ります。 現像するまでどんな写真が撮れているか分からない、あの独特のドキドキ感。スマートフォンのカメラでは味わえない醍醐味ですよね。 ●ブロマイドコレクション Z世代の中には、昭和のアイドルスターたちのブロマイドを販売しているお店に足を運ぶ人もいるようです。 最近でもアイドルが生写真を販売することがありますが、すでに引退してしまったスターのブロマイドなどは非常に貴重なものになり、フリマサイトでは高値がつくことも。 ●歌謡曲でダンス TikTokなどのSNSでは、昭和歌謡曲に合わせてダンスを踊る30秒ほどの動画も人気です。 また、昭和歌謡曲の中には日本国内にとどまらず、世界各国のリスナーから愛されるものも。 松原みきさんの「真夜中のドア~stay with me(1979年初盤)」は、2020年11月頃からSpotifyのバイラルチャートで急上昇。2022年初めにSpotifyでの再生が1億回を突破する人気ぶりです。 同曲のYouTube動画のコメント欄には、英語やスペイン語をはじめとするさまざまな言葉で、この曲への賛辞がつづられています。