「キープを求めるのは難しい」城彰二がイラク戦の浅野拓磨起用に疑問。スタメンの組み合わせは「何がしたいのかハッキリしない印象」【アジア杯】
「パスがすごく雑だった」
元日本代表FWの城彰二氏が1月20日、自身のYouTubeチャンネルに最新コンテンツを投稿。1-2で敗れた森保ジャパンのイラク戦を総括した。 【動画】城彰二がイラク戦を解説! 日本は19日、アジアカップのグループステージ第2節でイラクと対戦。開始5分と前半終了間際の45+4分に失点し、2点を先行される厳しい展開に。後半に猛攻を仕掛け、90+3分に遠藤航のゴールで1点差に迫るも、このまま試合終了。勝てば決勝トーナメント進出が決まる大一番で痛恨の黒星を喫した。 城氏はこの試合で露呈した課題を指摘。相手の前からの激しいプレッシャーに苦戦し、パスミスも多かったと振り返った。 「相手のプレスに対して、日本は相手の間にポジションをとれなかったし、パスがすごく雑だった。ワンタッチでつないで縦パスが入るとかのバリエーションもなかった。そこがひとつリズムを作れなかった原因なのかなと。 またクロスの精度も良くない。せっかく(サイドを)打開してもグラウンダーで出してしまって相手にカットされたり、ピンポイントで合うようなクロスがなかった。そしてクロスに対してペナルティエリア内に入る人数も少なかった」 またスターティングメンバーにも言及。2列目で起用した選手と、1トップの浅野拓磨の組み合わせに疑問を呈した。 「あとは私の目線で先発メンバーを見ると、浅野選手を1トップに入れて、2列目に久保選手、南野選手、伊東純也選手という形で使いましたけど、どっちの意図で何がしたいのかがハッキリしなかったという印象がある。 やっぱり2列目を使いたいのであれば、ボールをキープできるような選手を置かないと、なかなか起点にもならないですし、それを浅野選手に求めるのは難しいと思うので、このへんの組み合わせは疑問に思うところもあります」 城氏はイラク戦の結果を「とても残念」としつつ、「次のインドネシア戦に期待したい」と語り、動画を締めくくった。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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