ヒット映画『変な家』を見て気がついた…!ぼんやり映像を眺めながら思い出す「楽しいこと」
朝ドラのヒロインが3人も出ていた!
『変な家』という映画を見ていたら、途中からついていけなくなって、人と一緒に観ていたから立ち帰るわけにもいかず、ただただ画面に映ってるものを何も考えずに見ている時間ができてしまった。 【一覧】「令和最高の女優ランキング50」1位長澤まさみ、最下位はまさかの… ふと、川栄李奈と、瀧本美織は、二人とも朝ドラのヒロインを演じていたなあと、気がついた。 瀧本が『てっぱん』で、川栄が『カムカムエヴリバディ』の第三ヒロインだから、たぶん10年以上あいだが空いてるよなあ、でもそんなに年は離れていないようだなあと、ぼんやりと考えていた。 瀧本美織『てっぱん』は2011年のドラマで、川栄李奈の『カムカムエヴリバディ』は(上白石萌音と深津絵里とトリプル主演)2021年のドラマなので、ちょうど10年差で、ただ瀧本が1991年10月生まれで、川栄が1995年2月生まれなので、4歳差(3学年差)しかない。たしかに姉妹の年齢差である。 この映画ではもう一人、『はね駒』の斉藤由貴も出ていた。1986年のドラマだ。川栄李奈の母役で、朝ドラヒロイン同士で母娘だなあと、気づいたときは小さく嬉しいが、でもそれ以上は広がらない話題でもある。 朝ドラヒロイン3人の出ている映画なのだ。それだけだ。 映画の主演は間宮祥太朗である。
なぜストレートな主役をやらないのか
間宮は朝ドラ『半分、青い』でヒロインの最初の夫という役であった。ある種の当て馬のような役どころで、あらためて間宮祥太朗は、あんまりまっすぐストレートな主役をやらない役者なんだよなあ、とおもいいたる。本人の希望か、なんとなくの流れなのかはわからないが、ずらした役を演じていることが多いとおもう。 映画「変な家」のもうひとりの主演の佐藤二朗も、なんかの朝ドラに出ていたはずだ、とずーーっと考えて、考えて、ずっと考えたが、おもいだせなかった。 帰ってから調べたら『純と愛』だった。 ドラマの中盤、ヒロインたちが働く小さなホテルに泊まっていた客役で、自殺しようとしているのをみんなで止めて、嫁入りの娘さんと会わようとした話で、そのへんをまざまざおもいだした。ちょっとした役なのに、やけに覚えていた。 ほかに映画に出ていたのは高嶋政伸、石坂浩二あたり。根岸季衣はエンディングで名前を見るまで気付かなかった。 高嶋政伸は、『純ちゃんの応援歌』で、兄の高嶋政宏のおまけのように出ていた。最近だと『ちむどんどん』の料理長だった。 石坂浩二は、どんな扮装しても石坂浩二だなとおもって見ていたが、この人も朝ドラにぜったい出ていたはずだ、と、頭の中が焦げつきそうに考えたけど、水前寺清子の顔が浮かんだだけで、おもいだせない。水前寺清子は朝ドラではない。1970年代の記憶の底をさぐっていたが出てこず、あとで調べたら、おもったより新しくて、1993年の『かりん』のヒロインの父役だった。1993年を新しいと言ってしまう自分もどうかとおもうが、石坂浩二はどうしても1970年代の役者さんのイメージが強すぎる。 そんなことをおもいうかべているうちに、なんとか映画をやりすごせた。