＜虎に翼＞太郎弁護士の慟哭に視聴者もらい泣き 「悲しみにふたをして生きてきたんだなぁ」「すごい演技」
伊藤沙莉さん主演のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「虎に翼」（総合、月～土曜午前8時ほか）の第85回が7月26日に放送され、弁護士の杉田太郎（高橋克実さん）が号泣する姿に視聴者の注目が集まった。 【写真特集】気づいた？ 父は大物、2世俳優が朝ドラデビュー！
第85回では、航一（岡田将生さん）は、太郎が主催するマージャン大会に寅子（伊藤さん）を誘う。寅子は、優未（竹澤咲子ちゃん）を連れて、航一と3人で会場に入った。
すると、優未の姿を見た太郎がいきなり駆け寄ってきて、膝から崩れ落ちて慟哭（どうこく）。弟の次郎（田口浩正さん）は「兄は長岡の空襲で一人娘と孫娘を亡くしているんです」と説明し、「なんとなく似てんですかね。佐田判事のお嬢さん、兄の孫娘のアキコに」と話した。
航一は黙って太郎を抱きしめ、号泣する太郎の背中をさすりながら「ごめんなさい」と謝罪。優未がハンカチを差し出すと、太郎は「ありがとね……」と返し、涙をぬぐった。
その後、次郎は寅子たちに謝罪し、太郎について「このすぐ近くに一人で住んでますんで」「2年ほど前にかみさんも亡くしまして、それからますます仕事に没頭していまして。星判事のおっしゃっていた『死を受け入れられていない』というやつなんだか」と話し、その場を後にした。
太郎が抱える心の傷に、SNSでは「太郎の号泣にもらい泣き」「人となりの奥行きが見えた。いやらしい田舎紳士なだけじゃなかった」「やり場のない悲しみや寂しさに自ら蓋（ふた）をして生きてきたんだなぁ」「戦争につけられた心の傷。そうか、あなたも抱えていたのか……」「高橋克実さん、ひと目見て、泣いただけで何があったか全て分かるすごい演技」といった声が上がった。
