写真家の石川真生さんに土門拳賞 自身の生まれ故郷「沖縄」にこだわり 70年代から撮影
沖縄を活動の拠点とする写真家、石川真生さん(70)が第43回土門拳賞を受賞することが決まった。主催する毎日新聞社が21日に発表した。受賞対象となったのは2023年10月~12月に東京オペラシティアートギャラリーで開催された大規模個展「石川真生 私に何ができるか」。 【写真】ヤマトに見せる「生身の沖縄」 個展「石川真生 私に何ができるか」の会場で
これまでの沖縄県関係者の受賞者には、第15回(1996年)の故砂守勝巳さん(2009年死去)がいる。 石川さんは1970年代から一貫して、自身の生まれ故郷である沖縄の人々や、沖縄に関係するものにこだわり撮影を続けてきた。 土門拳賞はリアリズム写真を確立した巨匠・土門拳の業績をたたえ、1981年に毎日新聞社が制定した国内でも有数の権威ある写真賞。プロ、アマ問わず、毎年1月から12月までの間に発表された作品から、優れた成果をあげた写真家が対象となる。
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