【陸上】順大・浅井皓貴が日本学生最高の46分05秒で優勝! 国際の部は上武大のパトリックがV /甲佐10マイルロード
12月3日、熊本県甲佐町で第48回熊本甲佐10マイルロードレースが行われ、一般の部は大学3年生の浅井皓貴(順大)が46分05秒の日本人学生最高タイムで優勝した。 甲佐10マイルの上位成績をチェック! 同時スタートの国際の部に出場したカマウ・パトリック(上武大)やメヤン・クレオファス(三菱重工)といったケニア人ランナーがレースを引っ張るなか、浅井は古賀淳紫(安川電機)や牧瀬圭斗(トヨタ自動車九州)らとともに先頭集団を形成。 10km過ぎに仕掛けたクレオファスのスパートには引き離されたものの、12km付近からは古賀と激しい一騎打ちに。最後まで抜きつ抜かれつの鍔迫り合いが続いたが、残り200mからのスプリント勝負を制した浅井がトップでフィニッシュした。 浅井は愛知・豊川高出身。高校時代には全国高校駅伝で3区22位の実績を持つ。23年箱根駅伝では7区区間3位と好走。トラックでは関東インカレ1部10000m4位と成長を遂げ、出雲、全日本とも区間6位とチームの主力として活躍を続ける。 優勝タイムは18年のこの大会で塩尻和也(現・富士通)がマークした日本人学生最高記録(46分06秒)を1秒上回るもの。MGCにも出場した実力者の古賀を抑えての優勝に、箱根駅伝に向けての弾みとなった。 古賀が3秒差の46分08秒で2位、牧瀬が46分19秒で3位。学生では野沢悠真(創価大2)が47分06秒で22位、吉岡大翔(順大1)が47分07秒で23位でフィニッシュしている。 国際の部はパトリックが45分46秒で制し、1秒差でクレオファスが続いた。
月陸編集部