ソト3打点で同一カード開幕9連勝「ピンチをチャンスに変える」5年ぶり打点王へ首位と『4』差 ロッテ
◇5日 西武3―6ロッテ(ベルーナドーム) 今季ロッテに新加入したネフタリ・ソト内野手が3打点を挙げ、チームを球団初の同一カード開幕9連勝に導いた。3回に1死一塁から真ん中に入ってきた甘いスライダーを左中間へ運び、先制の適時二塁打。5回にも無死一塁から154キロの直球を右中間へ2打席連続の適時二塁打にすると、8回には3点差に広げるダメ押しの中犠飛を放った。 「走者がいる場面では自分にプレッシャーをかけるのではなく、相手投手がプレッシャーを感じていると考えている。今までの経験から覚えたことだが、抑えなければいけないのは投手。なので自分はピンチをチャンスに変えるという考えで打席に立っている」。来日7年で通算170本塁打の実力者らしく、相手をのんでかかっている。 この日の埼玉県所沢市は試合開始時刻の18時で気温32度以上。暑さがこもる開放式のベルーナドームにソトは「結構暑いよね」と苦笑いする。それでも首脳陣は35歳の中軸打者の体調を考慮し、前日(4日)の日本ハム戦(エスコン)は完全休養。北海道からの移動試合となったこの日は指名打者で起用と実力を十分に発揮できる環境を常に整えている。「チームは選手起用をうまくやってくれている。暑いのは好きだし、今の状況では疲れもたまっていない」。これで今季46打点とし、リーグトップの山川まで4打点差。5年ぶりの打点王も夢ではない。
中日スポーツ