<52年ぶり春・宮崎商>選手紹介/9止 /宮崎
◇何が何でも一塁に 宮永雅也外野手 2年、東大宮 168センチ、68キロ ムードメーカーで、ここぞの場面の代打の切り札。県予選準決勝の宮崎日大戦では、九回裏2死走者なしから安打で出塁し、同点の起点に。延長十一回サヨナラにつなげた。 持病のアトピー性皮膚炎に白内障も加わり、2020年1~3月は登校もできなくなったが、仲間の支えで克服。4月の目の手術後は猛練習し、昨秋ベンチ入り。冬は打力を磨き、食トレで10キロ増やした。 甲子園では「出番が来たら何が何でも出塁して代打の役目を果たす」。強い心で臨む。 ◇粘りを大舞台でも 伊藤桔平内野手 2年、宮崎 167センチ、65キロ 「18番、伊藤」。8日夜、グラウンドに橋口光朗監督の声が響いた。ベンチ入り選手発表前、最後のアピールとなった6、7日の練習試合で「絶対結果を残す」。最後の最後に背番号18をつかんだ。 中野瑛二朗二塁手の控えとして堅守が期待されるが、それと共に評価されたのがひときわ大きな声。腰の疲労骨折も乗り越えた。 甲子園では「流れを呼び込みたい」。宮商お得意の「粘り」を地でゆく選手が、大舞台でも結果を出す。【塩月由香】=おわり ……………………………………………………………………………………………………… 名前の後は学年、出身中、身長、体重