「GK問題は看過してはいけない」 日本代表OBが推す森保ジャパンW杯最終予選メンバー26人【見解】
相馬勇紀や小川航基は「26人」→「23人」では当落線上か
【MF=予想枠数12人】 遠藤 航(リバプール/31歳) 守田英正(スポルティング/29歳) 田中 碧(デュッセルドルフ/25歳) 伊東純也(スタッド・ランス/31歳) 三笘 薫(ブライトン/27歳) 鎌田大地(ラツィオ/27歳) 久保建英(レアル・ソシエダ/23歳) 堂安 律(フライブルク/26歳) 中村敬斗(スタッド・ランス/23歳) 南野拓実(ASモナコ/29歳) 相馬勇紀(カーザ・ピア/27歳) 鈴木唯人(ブレンビーIF/22歳) 「遠藤と守田が軸になるのは間違いない。田中も周囲と連動するからチームが停滞しないし、本番に強いのでこのタイプは必要な気がします。ボランチは群雄割拠で、最終予選で新戦力テストはそうそうないと思いますが、パリ五輪で藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン/22歳)が著しい成長を見せれば、もしかしたら選ばれるかもしれない。遠藤とタイプがかぶるので難しいですが、個人的には佐野海舟(鹿島アントラーズ/23歳)が入ってくると面白いと思います。鎌田はボランチでもシャドーでも使えるし、彼にしかできない長めのスルーパスは魅力。停滞した時に変化を加えられるオプションとしてほしいです。 6月シリーズを観ていると、ウイングバックは攻撃的な選手が有力。左は三笘と中村敬斗は外せない。右は伊東が戻るとして、堂安と久保の2人はシャドーでも使える。当落線上だと思いますが、どんな相手でも走り切るし、流れを変えられる相馬も貴重な存在だと思います。鈴木は推進力があるし、いい選手。6月シリーズはアピールに失敗しましたが、今後選ばれていくはずです。3-4-2-1なら南野はシャドーで身体も張りつつ、シュートを打てる位置でプレーできるので生きる。旗手怜央(セルティック/26歳)を入れろと言う人は多いですけど、個人的にはポリバレントではなく、スペシャルな選手をハメていったほうがいいと思います」 【FW=予想枠数4人】 上田綺世(フェイエノールト/25歳) 浅野拓磨(ボーフム/29歳) 前田大然(セルティック/26歳) 小川航基(NECナイメヘン/26歳) 「上田綺世は間違いない。ただ、一番手だけ決まっていて、それ以外は流動的なポジションです。前からプレスに行ってハメる前田や浅野なのか、高さとポストプレーができる小川なのか、細谷真大(柏レイソル/22歳)や古橋亨梧(セルティック/29歳)なのか。6月シリーズで結果を残したとはいえ、小川もまだ格上の相手に活躍できるかは未知数ですが、横からのボールへのヘディングとかは上手いし、使い道はあると思います」 [プロフィール] 栗原勇蔵(くりはら・ゆうぞう)/1983年生まれ、神奈川県出身。横浜F・マリノスの下部組織で育ち、2002年にトップ昇格。元日本代表DF松田直樹、同DF中澤佑二の下でセンターバックとしての能力を磨くと、プロ5年目の06年から出場機会を増やし最終ラインに欠かせない選手へと成長した。日本代表としても活躍し、20試合3得点を記録。横浜FM一筋で18シーズンを過ごし、19年限りで現役を引退した。現在は横浜FMの「クラブシップ・キャプテン」として活動している。
FOOTBALL ZONE編集部