安全運転に努めた石破外交、着席したまま握手など「不慣れ」も露呈…南米訪問から帰国の途に
トップ同士の直接交渉を好むトランプ大統領が就任すれば、首脳外交は一層重みを増すとみられる。
首相は内外記者会見でトランプ氏とどう対峙(たいじ)するかを問われると、「『対峙』という考え方を私はとらない。日米の協力が合衆国の国益になることをよく説明し、理解してもらう努力をしたい」と意欲を示したが、安倍氏のように良好な関係を築けるかどうかは未知数だ。
貿易投資の協力、日ブラジル一致…首脳会談
【リオデジャネイロ=太田晶久】石破首相は19日午後(日本時間20日午前)、訪問先のブラジル・リオデジャネイロで同国のルラ大統領と会談し、貿易投資などの分野で協力を進めることで一致した。
首相は「来年は両国の外交関係樹立130周年であり、両国関係をさらに強固にしていきたい」と述べ、ルラ氏が来年に訪日する意向を持っていることを歓迎した。日本政府はルラ氏を国賓として来年3月に招く方向で調整している。
両氏は国連安全保障理事会の改革に向けて連携していくことも確認した。