衝撃の“出戻り”に…電撃復帰した大物(2)巨人入りもわずか数カ月で
プロ野球界では、球団一筋を貫く選手がいる一方で、1球団のみで現役を全うすることは、そう簡単ではないといえる。一流選手の中には、所属球団を一度離れたのち、かつていたチームに「出戻り」した例も存在する。そこで今回は、古巣球団への出戻りを経験した大物をピックアップする。
サブロー(千葉ロッテマリーンズ)
・投打:右投右打 ・身長/体重:181cm/90kg ・生年月日:1976年6月1日 ・経歴:PL学園高 ・ドラフト:1994年ドラフト1位 千葉ロッテマリーンズで長らく活躍を続けたサブロー。しかし、わずか数カ月だけ読売ジャイアンツでもプレーした。 PL学園高からドラフト1位で千葉ロッテマリーンズに入団し、高卒7年目の2002年に初の規定打席をクリアしたサブロー。日本一を達成した2005年は規定打席未到達ながら、打率.313・14本塁打という成績を収めた。 打線の潤滑油としてチームに欠かせない存在となり、ファンからの人気も高かったが、2011年途中に巨人との交換トレードが成立。フロントとの確執も原因の一つと言われ、野球界に衝撃を与えた。 巨人でもまずまずの結果を残すと、同年オフにFA権を行使しロッテに復帰。復帰初年度の2012年は打率こそ.239に終わった一方、キャリアハイとなる78個の四球を選び、出塁率は.346を記録した。 その後は、若手の台頭で徐々に出場機会が減り、2016年をもってユニフォームを脱いだ。現役最終打席でヒットを放ち、巨人の選手からも祝福されたように、誰からも愛される選手だった。
ベースボールチャンネル編集部