ドラマ「マイダイアリー」放送開始、満ち足りない広海(佐野勇斗)の人生が少しずつ変わり始める(ネタバレあり)
佐野勇斗が出演するテレビ朝日ドラマ「マイダイアリー」の第1回が10月20日に放送された。天才ゆえの孤独、満ち足りない広海(佐野勇斗)の人生は、少しずつ変わり始める。(ネタバレあり) 【写真】ドラマ「マイダイアリー」場面カット 本作は、物足りなかった人生を変えた“かけがえのない居場所”と何気ない幸せな日々を描いた、日曜の夜に心をそっと軽くするヒーリングドラマ。完全オリジナルの本作は、社会人1年目となった主人公が各話、些細なきっかけで過去の大切な思い出を振り返る構成で、大学時代を共に過ごした仲間との何気ない日常とその繋がりをノスタルジックに紡いでいくヒューマンドラマ。描かれるのは、自分と他人との間に見えない距離を感じ、言語化できない悩みを抱える若者たちの等身大の姿。育った環境や性格もバラバラな彼らが偶然出会い、次第に互いを受け入れ合うことで、やがて〈心の居場所〉となっていく様子を情感豊かに写し出す。そんな<青春時代を経験したすべての人>へ贈る、心温まる物語。 佐野勇斗が演じる徳永広海は理学部数学科の3年生。アメリカの大学に進学するも挫折し、3年生の春から優希が通う大学に編入。幼少期から知識欲旺盛で、数学が得意だった広海は、小学生の頃ギフテッドと判定される。クラスで孤立したことをきっかけにホームスクーリングを選択した過去があり、それ以来、いつもどこか寂しさを感じていたが、優希たちと出会い…。 10月20日に放送された第1回では、社会人1年目の主人公・恩村優希(清原果耶)と徳永広海(佐野勇斗)が川を眺めながらポップコーンを食べているところから始まる。食べ終わると2人はキスをし、その場で別れる・・・。この2人の出会いは、2年前の4月。大学3年生の時に遡る。 桜の木の前で、ノートを手に木を見つめる広海。何かを思いついたかのように夢中で楽しそうにペンを走らせる。風が吹き、優希の足元に数式が書かれた紙が一枚飛んでくる。優希から紙を受け取った広海は、リュックを忘れたままその場を後にしてしまう。これが2人の出会いだった。 広海は学食でお昼ごはんを食べようとお会計をする際に、財布が入ったリュックを置いてきたことに気づき、困っていたところを後ろで並んでいた虎之介(望月歩)が払ってくれ、そのまま二人は一緒に食事をする。広海は3年生からの編入生であることを告げる。幼い頃に「数学天才少年」としてギフテッド判定を受け、アメリカに留学していたのだ。 虎之介は広海の代わりに空きコマを使ってリュックを探し、拾い主である優希とその友人である、まひる(吉川愛)、愛莉(見上愛)と出会う。5人は虎之介のバイト先であるファミレスで合流し、リュックが無事に広海の元へ戻るも、広海は素っ気ない態度でその場を後にする・・・。 別の日、虎之介からお昼ごはんに誘われた広海は、友達とかそういうのは大丈夫と、過去の影響からか友達の必要性に悩みながら周囲と打ち解けずにいた。 そして、大学の帰りに広海と優希は偶然同じバスに乗り合わせる。優希は、いつも同じバスに乗る小学生の女の子・美雪が、降りるはずのバス停を過ぎても眠っていることを気に掛ける。広海もそれに付き合い、結局3人は終点で降りることになる。 案の定寝過ごしていた美雪を、優希と広海は送り届けることになる。帰りのバスを待つ間、美雪が学校で『怪獣のバラード』を練習していることを聞く。 無事に美雪を送り届けた後、広海に「恩村さんだって優しいじゃないですか」と言われ、「私は優しくないよ」と返した優希は、元恋人との映画館でのポップコーンにまつわるエピソードを話し始める。 自分の好きな量、好きなペースで食べたいと本心では思っていたが、我慢していたのだ。それを聞いた広海は、優希を映画館に誘い、一緒にポップコーンを食べる。映画が終わると同時にポップコーンが空になり、優希は驚く。優希は広海たちを誘い、空き教室で一緒に『怪獣のバラード』を歌う。合唱というものに不慣れな広海は最初は戸惑ったものの、楽しそうに歌う優希たちを見て、徐々に笑顔になる。 友達を作ることを拒んだ広海が少しずつ心を開いていく。2年後の別れに至るまで、2人にどんな出来事が巻き起こっていくのか・・・。