満を持してメジャー挑戦も…MLBの壁に阻まれた大物(4)ポスティング行使もすぐに”洗礼”
2024年シーズンが開幕を迎え、熱戦が繰り広げられているメジャーリーグ。今季からMLBに挑戦している山本由伸(ドジャース)、今永昇太(カブス)は、早くも存在感を放っている。しかし、過去にはNPBで圧倒的な成績を残したものの、渡米後は苦戦を強いられた選手も数多く存在。ここでは、メジャーの壁に阻まれた選手を紹介する。
牧田和久
・出身地:静岡県 ・投打:右投右打 ・身長/体重:177㎝/85㎏ ・生年月日:1984年10月10日 ・経歴:静清工-平成国際大-日本通運 ・ドラフト:2010年ドラフト2位 希少性の高いアンダースロー投法でMLBへ挑戦した牧田和久。しかし、メジャーの一流打者には攻略される結果となった。 2010年ドラフト2位で埼玉西武ライオンズへ入団。プロ1年目は開幕ローテーションに入り、シーズン途中にはクローザーに抜擢。同年は55試合(127回2/3)を投げ、5勝22セーブ、防御率2.61の好成績を残して新人王に輝いた。翌2012年は先発に専念し、キャリアハイの13勝を挙げた。 2016年からはリリーフに専念すると、同年は50試合登板、32ホールドポイント(7勝25ホールド)、防御率1.60をマーク。2017年オフにポスティングシステムを行使し、サンディエゴ・パドレスに移籍した。 メジャー1年目は、27試合登板で防御率5.40と精彩を欠いた。翌2019年はスプリングトレーニングで打ち込まれ、傘下2A級で開幕。マイナーリーグで奮闘したが、メジャー登板はなしに終わった。 持ち前の投球術は見せられず、2020年シーズンに東北楽天ゴールデンイーグルスで日本球界へ復帰した。
ベースボールチャンネル編集部