伊東純也の代理人弁護士が明かす「性加害騒動の裏側」…!「女性の書類送検」に時間がかかった「驚きの理由」
日本ツアーが始まる前に……
そうした中で「書類送検」を迎え、事件は検察官の手に移りその最終判断に委ねられた。加藤弁護士は伊東選手の一日も早い不起訴決定を願うと語る。 「7月24日からは伊東選手が所属するサッカー仏リーグ『スタッド・ランス』の日本ツアーが始まります。それまでには不起訴が決まり、伊東選手に気持ちよくプレーをしてもらいたい」 同時に女性らについては、虚偽告訴罪で起訴されることを望むという。 「根拠が不十分な刑事告訴でも、週刊誌やメディアに報じられたら社会から抹殺されてしまうということは繰り返されてはならない。私のもとには様々な著名人から『いわれのない報道をされたらどうしよう』と戦々恐々とする声も届いています。こうしたことを終わりにするためにも、厳正な処分を求めたい」(加藤弁護士) 一方、女性側に見解を聞いたところ、このたび回答が寄せられた。 女性側の弁護士は「不起訴の公算」と報じられていることについて、「根拠のない情報だ」と強調、警察の捜査が終わっただけであり、「今後、検察官主導での捜査が始まりますので、引き続き誠実に捜査協力していきたいと考えています。検察官には適切な判断をしていただくことを希望しています」とコメントしている。
この半年間は返ってこない
そして伊東選手本人は、捜査が新しい段階に入ったことへの思いをこう語った。 「早く日本代表に戻りたい。早期の捜査終結を望んでいる」 捜査の結果がいつどうなるかはまだわからないので、私は今後の行方を見守るしかない。ただ加藤弁護士がふとつぶやいた言葉が、胸に残った。 「でももし不起訴になっても、伊東純也選手のこの半年間は、返ってこないんですよね……」 最終結論が出た後、私たちはこの事案、そしてこの半年間をどう総括すべきなのか。重い問いを抱えながら、検察官の決定を待ちたいと思う。 ……・・ 【つづきを読む】『新証拠入手…!伊東純也「性加害騒動」の当事者が、涙ながらに「でっち上げ」を訴えたワケ』
西脇 亨輔(元テレビ朝日法務部長/弁護士(西脇亨輔法律事務所))