残留争い? 降格の危険…。J1リーグ戦力総合評価ランキング14位。誕生する“新たな脅威”。ブレイク期待のJ2からの個人昇格
2月23日、明治安田Jリーグの2024シーズンが幕を開ける。オフの期間には選手の出入りがあり、各クラブはそれぞれ新たな選手を迎え入れている。今回は、開幕を間近に控えたJ1リーグ全20クラブの陣容を分析し、戦力をランキング化した。※情報は18日時点。本ランキングは戦力評価であり、順位予想とは主旨が異なる。
14位:アルビレックス新潟 2023順位:10位 監督:松橋力蔵(3年目) 昇格1年目の昨季は10位でフィニッシュ。アイデンティティでもあるスタイルへのこだわりは持ちつつ、終盤は戦術的な幅を見せて勝ち点を積み上げた。J2優勝、J1残留とミッションを達成した松橋力蔵監督の下で、アルビレックス新潟はさらに上を目指すことになる。 基本的に昨季の枠組みを残しつつ新戦力を加える形になったが、主力の流出は避けられなかった。ただ、高宇洋が抜けたボランチにはいわきFCから宮本英治を獲得し、三戸舜介が抜けた2列目には長谷川元希を迎え入れた。最終ラインでは渡邊泰基が抜けたが、遠藤凌が期限付き移籍から復帰している。いずれもJ2では高いクオリティを見せていたが、J1での実力は未知数だ。 昨夏に伊藤涼太郎が移籍した後は、チーム全体でカバーしたとはいえ、多少なりとも火力は落ちた。その意味で、小野裕二の加入がもたらす影響は計り知れない。横浜F・マリノスユース時代に仕えた恩師との再タッグは、新潟の新たな脅威になるはずだ。 これはあくまで開幕前の戦力評価であって、順位予想ではないことを強調しておく。昨季のように選手が成長しながら戦い方の幅を広げていけば、昨季以上の成績を残すことも可能だ。
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